天童環境では1998年より山形県内では初めてRPF製造施設を稼働しております。
お客さまより収集した廃ビニールなどを投入し、固形燃料にリサイクルしております。
RPFは、Refuse Paper&plastic Fuel [産業廃棄物からできた燃料]の略称です。
お客様より収集した産業廃棄物を天童環境構内の中間処理施設へ搬入
作業員が手作業で選別作業を実施
選別作業を受けた廃棄物がコンベアに乗り破砕機へ移動
一軸破砕機に廃プラ・繊維くず・紙くずを混合して投入
廃プラスチックを破砕したものも混合して投入
定量供給機に入った廃棄物は、定量ずつ成型され、RPF(廃棄物固形燃料)として排出
天童環境では、セメントの製造工程で出る廃棄物などを有効に利用し、再資源化しています。
大量の廃棄物などを受け入れ、リサイクル資源として活用しています。
廃棄物などの多くは、セメント原料である石灰石、粘土、けい石などと共通の成分を含んでいるためセメント製造の原料になります。
廃プラスチックなどの可燃性の廃棄物は、熱エネルギーとして利用することができます。
また、セメントの焼成炉であるロータリーキルンの中は1,000~1,800℃と非常に高温のため、可燃性の成分は完全に燃焼させることができます。
さらに、燃焼後の灰分はセメントの構成成分として取り込まれ、焼却灰のような残渣が出ないことも特長のひとつです。
今後も、セメントの品質を維持しながら、廃棄物の受け入れ量や受け入れ対象物の拡大を進めていきます。